どーも、一ノ瀬ほたるです。
2月3日は節分。お正月が終わると同時にコンビニやスーパーでは『恵方巻き商戦』が始まりますね。
勝手に盛り上がるのはいいけど…毎年毎年、被害を受けているのは従業員!!今回は私が恵方巻き商戦の一被害者として悲痛な叫びを代弁したいと思います。
もくじ
コンビニバイトのノルマ制度
店舗によると思いますが、コンビニのアルバイトに対しても当然のようにノルマが課せられます。
高校生にもお構いなしのノルマ
私は高校の三年間。早朝のコンビニでアルバイトをしていました。

当時の私は「さすがに高校生にノルマは与えないだろぉ~」と考えていましたが……甘かった\(^o^)/
当たり前のようにノルマが与えられました。しかも30本。
バックルームにグラフ作られてるし…。
闇ほたる
クラスの友達に一本ずつ買ってもらえば難なくクリアできた条件かもしれませんが、コミュ力の無い私にはハードルが高過ぎたため、断念。というか、普通に申し訳なくて頼めない。
かといって早朝(AM5:00~AM8:00)の限られた時間帯でお客さんから予約なんか取れるわけがない。
夜の仕事を終え死んだ魚の目をしてやって来る兄さんやお姉さん、慌ただしい出勤前のサラリーマンや散歩がてら新聞だけ買いに来るおじぃちゃんに「恵方巻きの予約お願いします。」なんて言えるだろうか…。
比較的話しかけやすい常連さん達は既にパートのおば様達に確保されており、横取りしたら影で何を言われるか分からない。
女の世界は怖いのだよ…
という事で自分の分と家族の分で10本、残りの20本は母の職場の人達と陽キャの妹の友達になんとか買ってもらえました。
もうね…いたたまれなかったです。
ちなみに、自分と家族の分は自腹なので約3000円の出費です。もはやなんの為に働いてるのか分からない。
ノルマは恵方巻きに留まらない!
ぶっちゃけ恵方巻きはまだ可愛い方…
もっと恐ろしいのはクリスマスケーキです。
恵方巻き同様「クリスマスケーキは最低でも5つ予約をお願いねっ☆」という暗黙のクソルールが発動していたため、結局自分で3つお買い上げ。合計10000円也。
しかも、父が仕事の付き合いで毎年ケーキを貰ってくるので我が家のクリスマスはもはやカオス状態(笑)
どうしようもないのでケーキ2つは知人に提供しました。
残ったノルマはわりと良くしてくれた大学生のお兄ちゃん達が買ってくれたのですが、申し訳ないから結局自腹でシャンパンとチキンを買って渡しました。
ちなみに、恵方巻き・クリスマスケーキの他に年末年始のギフト・夏のギフト・土用の丑の日のうなぎ弁当・母の日・父の日などイベント毎にノルマが課せられておりました。
闇ほたる
ノルマは強制?本部から言わせると『店舗判断』らしい
こういった従業員に対するノルマは強制なのでしょうか?
バイトをしていた時、ふと社員の人に聞いてみた事があるのですが返ってきた答えが『店舗判断』でした。
強制を目標という言葉に変えてノルマを課せる店舗はとっても多い。けれど、それば本部指示ではなくあくまで店舗側の判断に任せているとの事です。
逆を言えば、私のようなノルマ地獄のコンビニもあればノルマとは無縁の店舗も存在します。
実際にクラスの人のバイト先はそのようなノルマは全く無いと言ってました。(ちなみにロー〇ン)
問題なのは日本特有の『組織』という考え方
私はイベント商戦に乗っかったノルマ制度がここまで酷いのは日本独自の文化にあると思います。
個々を大事にするというより『組織』を大事にする日本。その組織の常識、ルールから少しでもはみ出せば学校や職場に居づらくなるという環境が大きい。
闇ほたる
- みんなが買っているから買いましょう
- 今までみんな当たり前にやってきた
- みんなと同じじゃないと安心できない
こういった『組織的な考え』がノルマ制度を生み出してるのではないかと思います。
もちろん、売り上げの事しか考えてない店舗。店舗に無言の圧力を掛ける本部。そして断れない自分が悪いのは分かっています。しかしながら、日本独自のこのイベント商戦…なんとかならないもんですかね。
【まとめ】ブラックノルマのせいで温度差が生まれている事に気付いて欲しい
このクソみたいなイベント商戦に巻き込まれている従業員の皆さん。お気持ち察します。
企業側が勝手に盛り上がるのはいいけど、従業員も一消費者だという事を忘れて欲しくない。
盛り上がれば盛り上がるほど消費者は冷めています。
でも…この温度差、広がっていくんでしょうね。
闇ほたる